日時：2014年5月11日（日）〜12日（月）
場所：ホテルコスモスクエア国際交流センター

第一講座
講演「労働組合とは？サービス連合とは！」
講師：サービス連合西日本地連 萱原事務局長
第二講座
職種紹介「知っていますか？となりの職種」
�@旅行業紹介：北村組織部員
�Aホテル・旅館業紹介：宮崎組織部員
�B航空貨物業紹介：藏本組織部員
第三講座
ワークショップ「模擬職場委員会」

傘下組合の主に新任組合役員を対象としたセミナーで、
これまでも組織部の中心的な活動として毎年開催してきた。
前半は新任組合役員の日々の活動に役立つことを目的とした各種セミナーを行い、
その後は夕食懇親会、二次会、三次会を開催した。
時間を気にせずじっくりと参加者同士の交流促進を図ることができるよう、
伝統的に参加者全員の宿泊を前提としている。
また、翌日は朝食後現地解散とし、参加者はそのまま出勤できるよう配慮している。
今回は初の試みとして、サービス連合を構成する三業種について、
それぞれの業種の組織部員から自身の業界や職種の紹介をする
「知っていますか？となりの職種」を行った。
これは、ホテル業と旅行業間においては業務上の接点は多いものの、
知っているようで知らない隣の業界を互いに知り合い日常業務に役立てること、
そして、ホテル業・旅行業にとっては業務上ほとんど接点がない航空貨物業への理解を深めてもらうこと、さらにそれらを通じて産別としてのサービス連合への理解を深めてもらうことを目的とした。
また、紹介する組織部員にとっても、自身の業界・職種について振り返りをする良い機会にもなったもと考えている。
なにぶん初の試みであり、紹介する各業種の組織部員にとっては、
限られた時間の中で何をどこまで紹介すれば良いのかという戸惑いがあったようにも感じられたが、
開催主旨については参加者からも評価が高く、さらに内容を磨いて次回につなげたい。
「模擬職場委員会」は「受講者参加型」を意図した講座である。
これまでも本セミナーの中心的な内容として「ディベート演習」や
「模擬団体交渉」等と共に行ってきた実績がある。
今回は時間の制約からディベートは行わず、また、参加者が新任の執行委員ということを考慮し 、
「団体交渉」よりもより具体性をもって取り組めるであろうと考え
「職場委員会」のシミュレーションに決定した。
全体を4つの班に分け、新任執行委員は執行部役、組織部員は職場委員役にそれぞれ扮し、
三業種ごとに2つずつ設定された課題の中から班ごとに任意で選んだ課題に沿って
職場集会のシミュレーションを行った。
班分けを参加者の業種をまたいで行ったため、
課題によっては参加者が設定内容の把握に手間取る面が見られた。
また、課題の設定内容（課題の軽重、状況設定の緻密さの程度、最終的な落としどころの範囲等）には
いつも困難を伴うが、各班に組織部員のアドバイザーを配置し、
アドバイザーが班ごとの議論の状況に応じた指導を行うことにより補った。
セミナー後の夕食懇親会においては、「○×クイズ」、二次会においては「名刺ビンゴ」と、
全員参加が可能となる「仕掛け」を今回初めて行い、
個別の飲食のみに終始しないよう工夫を凝らしてみた。
それにより「参加者同士の交流促進」というもう一方の目的達成にも大きく寄与したものと考えている。